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介護で苦労する妄想への対処

知人の奥さんが認知症を患い、知人はその介護に追われていました。
まだ初期の頃は、とにかく思い込みに悩まされたそうです。
「妄想」とも言いますが、これは認知症にはよくあることで、介護者を悩ませる物の一つです。
まず知人は「嫉妬妄想」というものに苦労していました。
介護に来てくれるヘルパーさんと夫が浮気をしているという妄想です。
話し合いをしても解決することではないため、ヘルパーさんを変えるなどして対応したそうです。
不思議なことに、違う人なら大丈夫ということもありますので根気強く対処しましょう。
今は男性のヘルパーさんも多いので、男性に変えてもらうことも視野に入れられるでしょう。
他にも多いのが「物を取られた」という妄想です。
お金を取られた、大事にしていたアクセサリーを取られたなど、自分の大切なものほどそう言った対象になりがちです。
不安や執着などが複雑に絡んだ妄想なので、解消することよりうまく受け流すことがいちばんの対処法になります。

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